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アナログイラスト作成
イラストの手順(2008.April)
ここでは、以前よりたまにブログにて載せてはいましたが、
サイトのトップ画像のイラストを使いまして、
描写順に沿ってイラストの描き方を説明していきたいと思います。
(下書きの画像を撮るの忘れてたので、途中からになりますが…)やはり感覚で描いてますので中々表現方法を伝えるのは難しいです。
- 使用画材:
- ■アクリル(リキテックス)
- ■アクリルガッシュ(ホルベイン)
- アクリルは透明感があり、 アクリルガッシュの方はポスターカラーに似たマットな質感を持っています。 ポスターカラーとは違って乾くと耐水性になるのが特徴です。何度でも塗り足しが出来ます。
- 勿論人にもよりますが、私はアクリルガッシュに関しては一番ホルベインのものが使いやすいです。 リキテックスは大分慣れましたが、当初はかなり癖があって大変でした。 今ではリキテックスや他のメーカーでも、ソフトタイプ等色々なタイプが出てますのでその都度 試してみるのが一番だと思います。
- 絵の具もここにあるのはほんの一部ですが(色によって価格は様々です)、 フェラーリ関係を描くのはここにあるので描けますね。 フェラーリレッドは、ここにあるリキテックス赤系3〜4色+黒白を適当に混ぜながら塗ってます。
- 使う筆はいつも3〜4本(太・中・細)ですね。
- 画面について:
- ■A4判
- ■木製パネルに水張り
- イラストを描く時はほぼこの方法です。 今回は、多少表面がざらっとした紙を使用してます。 全体的に厚手で硬い紙を使用する事が多いです。
@ 下書きの画像無しでいきなりここからですみません。 まずは「黒」のみで(水で濃淡を付けながら)陰影を入れます。 ヘルメットの丸みとマシンの奥行感を後の色入れの為、 ここから少しでも空間の雰囲気が出るように色を塗っていきます。 |
A 陰影を入れた後、先ずは1色目の赤(明るめ)でその上に 大体の色を塗っていきます。 全体の空間の統一感に気を付けながら均一に色を入れます。 この時点では白は使用してません。 |
B 徐々に他の赤を混ぜていき、塗っては乾かしを繰り返しながら 何層にも色(それぞれの色を余り混ぜずに)を塗っていきます。 乾かさない内に他の色を塗っていくと色が濁ってしまうので、 絵具の透明度が高い事を利用してのせていき、画面上で塗り 重ねる事によって、絵に重厚感と綺麗さを表現します。 この辺りから、白も加えています。(但し透明度が低い色味なの で画面が汚くならないように加減しながら描きます。 |
C マシンとヘルメットの赤味をそれぞれ変えていきます。 マシンは赤みが深く、ヘルメットは彩度は高いのであまり濃い 色味には出来ませんが、つるっとした質感を出す為に 何度も塗り重ねてます。 |
D 白と黒で光の加減等を描きつつ質感を重視して色を ひたすら塗ってほぼ完成になります。 ↓ 出来上がりはTOPへ。 |